「原発テロ小説を模倣、日本首相官邸にドローン侵入させて」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.27 10:37
日本の原子力発電所の再稼働政策に反対して東京千代田区の首相官邸屋上に小型無人機(ドローン)を落とした男性が原発テロ事件を扱った人気サスペンス小説『天空の蜂』を模倣していたことが明らかになった。日本警視庁は26日、無職山本泰雄容疑者(40)が「官邸サンタ」と名づけた自身のブログで日本の原発政策を批判する書籍と共にこの小説を「参考書」と言及した事実を確認したと明らかにした。山本容疑者はこの日、威力業務妨害容疑で逮捕された。警視庁は山本容疑者の自宅を家宅捜索した。
日本の人気作家・東野圭吾氏が1995年に発表した『天空の蜂』は、大型ヘリコプターが福井県の高速増殖炉の上空に現れながら始まる。テロリストは大量の爆発物を積んだヘリを遠隔操作する。稼働中や建設中の原発をすべて使用不能状態にしなければヘリコプターを爆発物と共に原発の上に落とすと脅迫する。日本では今秋の封切りを目標に映画『天空の蜂』が制作中だ。英語でドローン(drone)は「雄蜂」という意味だ。警視庁は山本容疑者がドローンに発煙筒をつけたのも小説の中でヘリコプターに搭載された爆発物を模倣したものとみている。